利用シーン別VPNサービスの選び方7選

你好!こんにちは!

今回は7つの利用シーンを想定して、それぞれどんな特徴をもったVPNがおすすめなのかを紹介していきます。

海外旅行や長期出張、国内利用など、利用シーンによってどのVPNを選んだほうが良いのかが変わってきます。

ただ、すべてのものに共通するのは「信頼できる事業者のものを利用する」ということです。
ここが一番大事なポイントです。

VPNは構造的に、サービスの提供元には自分の利用した情報の多くが筒抜けになってしまいます。
ですので絶対に信頼できる事業者を選ぶ、という点を最優先に選ぶようにしてください。

それが全てに共通する条件ですので、それを踏まえてどんなところに注目して選ぶべきかをご紹介します。

目次

    利用シーン1.海外旅行に行くときのおすすめVPN

    数日~1,2週間という期間で海外に行く場合、無料トライアル付き有料VPNがおすすめです。

    海外旅行の場合はスマホだけの利用の方が多いと思います。
    VPNはスマホからでも利用できますし、現地の通信やFree Wi-Fiを利用するなら無料お試し期間が設定されているVPNが良いです。
    ただし、2週間未満の短期間の利用の場合、月額契約や年契約が基本になっているVPNサービスは金銭面でのデメリットが大きくなってしまいます。

    そこで、無料お試し期間が設定されているVPNサービスを選ぶことで、利用する費用を最小限にすることができます。

    無料お試し期間はおおよそ2週間程度で設定されているところが多いです。

    無料お試し期間が用意されているものは日系のVPNが多く、欧米系のVPNはお試し期間の代わりに返金サービスが用意されているところがあるか、そういったサービスは提供していない、というところが多いです。

    返金サービスは少し手間がかかるので、どちらかというと日系のVPNが実施しているお試し期間を利用する方が便利です。

    また、VPNを使ったことがないので試しに使ってみたいという方もこのサービスを利用してみてください。

    注意が必要なのは、おすすめするのは「有料VPNの無料トライアル」であって、「無料のVPN」ではないという点です。

    別の記事でもご紹介しましたが、無料のVPNは非常にリスクが高いです。
    無料のVPNを利用することでウイルスに感染したり、個人情報などの重要なデータが盗まれたりすることがあります。

    そういったリスクを避けるためにも、無料のVPNではなく無料お試し期間のある有料VPNを利用するようにしましょう。
    こういったサービスは有料VPNと同じ品質でありながら、信頼度は比べ物にならないくらい良いというメリットがあります。

    また、次におすすめなのは日割りで契約できるVPNサービスです。
    無料お試し期間は初回のみで何度も利用することができないため、二回目以降に利用したいという方はこの日割り契約のVPNを利用してみてはいかがでしょうか。

    なお、スマホのキャリアによっては海外のデータローミングを定額利用する、という方法もあります。
    これは1日980円~3000円程度で利用し放題になるというものですので、値段は高くなってしまいますが、Free Wi-Fiなどを探さなくても良いというメリットがあります。
    ほんの数日の利用しか考えていない時は十分選択肢に入ります。

    利用シーン2.海外出張するときのおすすめVPN

    数週間から数ヶ月といった中期間の海外出張となる場合おすすめなのはセキュリティと安定性に優れたVPNを選ぶことです。

    海外出張の場合、PCを利用するシーンが多くなると思います。
    特にメールでのやり取りや業務報告の連絡が必要になることもあるかもしれません。
    そういった作業を行う場合、VPNは必ず必要になります。

    中国では独自のネット規制があるため、VPNを利用しなければメールの送受信さえまともにできませんし、Gmailなどはアクセスすらできなくなってしまいます。

    また、それ以外の国でもホテルなどのFree Wi-Fiを利用するならVPNを使わないとセキュリティの安全性に不安があります。

    そのため、出発前に一ヶ月~数ヶ月単位で契約できるVPNサービスを事前に契約していくと便利です。

    特に注目したいポイントは
    ● あなたの利用したいデバイス(スマホ・パソコン等)と対応しているか
    ● セキュリティと安定性に優れた接続方式が利用できるか

    という2点です。

    VPNの接続方式には様々なものがありますが、新しい接続方式(プロトコル・プロキシ)の方が速度も早く、セキュリティ性能も高く、安定性も高いとされています。

    特に中国で利用するという場合にぜひ使ってみて欲しいのがIKEv2という接続方式です。
    この接続方式はセキュリティも非常に高く、中国でもブロックされにくいという特徴があります。
    次におすすめしたいが IPSec、OpenVPN という接続方式です。
    この2つもIKEv2には安定性の面で一歩及びませんが、セキュリティも高く、優先度が高いです。

    おすすめの順番に並べると
    IKEv2 > IPSec > OpenVPN > L2TP>PPTPとなります。

    これらの接続方式が自分の利用したいスマホやパソコンに対応しているかよくチェックしましょう。

    自分にあったサービスはどれなのか、見比べて選ぶといいでしょう。

    また、サポートが日本語で利用できるサービスの方が安心です。
    英語の読み書きにも問題が無い方は欧米系のVPNでも問題ないと思いますが、英語に自信がない、という方は日系VPNの方が安心です。


    利用シーン3.海外に長期滞在するときのおすすめVPN

    海外で数年以上の長期滞在となった場合、特に中国では複数のVPNの利用を想定して、セットアップが簡単なところや接続の安定したサーバーの多いVPNを複数利用すると良いでしょう。

    中国のネット規制は徐々に厳しくなっており、以前まで高速で利用できていたサービスが突然不安定になった、突然利用できなくなった、ということが度々起こります。

    そのため、どこか一つのサービスに依存してしまうと、そのサービスが繋がらなくなったときのリスクが大きくなってしまいます。
    もしVPNが完全にシャットアウトされた場合、検索サービスすらまともに利用できなくなってしますので、比較すら困難になってしまいます。

    その場合、VPNサービスが一つだけだと不安がありますので、複数のVPNサービスと契約しておいた方が安心です。

    また、そのようにVPNを複数利用する場合や、繋がりにくくなった場合に何度も切り替えることを想定すると、セットアップが簡単なVPNサービスが便利です。

    中国で100%必ず繋がるVPNはありません。
    必ず不安定になる時があります。

    そういった時にも接続方式を変えたり、利用するサーバーが設置された国を変更したりすると繋がるようになることもあります。

    そんな時、簡単に切り替えられるVPNでないと毎回の設定が面倒になってしまいます。
    セットアップが簡単にできるかどうかよくチェックしておきましょう。

    利用シーン4.海外からNETFLIX、Amazonプライム、Tver、Hulu等の動画が見たい

    海外から日本のオンデマンド動画を見る場合、安定した日本のサーバーが利用できるVPNがおすすめです。

    中国に限らず、海外から日本のオンデマンド動画サービスを見たい、という場合は
    この方法を利用することで、日本で契約した Netflix や Amazon プライム・ビデオなどだけでなく、TVer や AbemaTVなども見ることができます。
    つまり、日本の地上波をほぼリアルタイムで見ることが可能になります。
    これは嬉しいですよね。

    この方法を可能にするためには、契約した日本のサーバーを経由させて、VPNを接続することが必要です。
    日本で安定したサーバーが利用できるVPNを選ぶようにしましょう。
    そもそも日本にサーバーが置かれていなければ利用することができないので、サーバーがどこの国にあるかはよく確認が必要です。

    利用シーン5.制限なくオンラインゲームがしたいとき

    オンラインゲームで不自由なく遊びたい場合も利用したい国で安定的に使えるVPNを選びましょう。

    オンラインゲームの中でも、特にMMORPGなど、多人数が同時接続して遊ぶゲームの場合、国ごとにサーバーが振り分けられてしまったり、そもそもアクセスできなかったりすることがあります。

    そんな時も、VPNを利用してその国のサーバーを経由させることで、問題なくプレイが可能になります。

    例えば中国やその他の国にいたとしても、日本のゲームがプレイ可能ですし、その逆で、日本に居ながら様々な国のサーバーでプレイが可能になります。

    もちろん海外のサーバーなので基本的にはその国の言語でプレイすることになりますが、オンラインゲームをしながらその国の言語の勉強をしたいなどであれば練習になります。

    ただし。韓国などの国ではオンラインゲームに国民番号が必要なので韓国人の友人でもいない限りはプレイすることができませんし、
    その他の国もゲーム依存症向けにIDなどで管理する対策を行っている地域も増えているので接続できてもアカウントが登録できないということもあります。


    利用シーン6.専門知識があり、自宅にサーバーを設置して設定できる自信のある方

    もしも専門知識がおありで機器の設定に自信がある、という方は、自分で自宅にVPNルーターを設置されるのも一つの手段です。

    最初にサーバーを購入する分のお金はかかってしまいますが、日々のランニングコストがかかりません。

    ただし、VPNルーターを稼働する電気代はかかってしまいます。

    VPNルーターは稼働させ続けないといけませんので、自宅に人が居ない場合もブレーカーを止めたりできないので、電気代の基本料金やインターネットのプロバイダの料金も支払い続けないといけないのはネックです。 

    そのため、基本的には国内に家族などがおり、電気をいつも使っている前提でVPNルーターを利用する前提ですが、自分で設定したVPNは安全性も高いため、選択肢に加えても良いでしょう。

    利用シーン7.国内で無料のWi-Fiを使用して仕事をするとき

    国内でFree Wi-Fiを利用するときも、VPNを利用することで情報漏えいのリスクなどを下げることができます。
    おすすめなのは日本語で接続方法の説明がされており、サポートも日本語対応可能、というところです。

    もちろん、英語が堪能な方はこの限りではありませんが、英語が苦手だという方は日本語で説明がされているか確認しましょう。

    Free Wi-Fiはカフェや空港、地下鉄など、利用できる場所はどんどん増えていますが、こういった無料のWi-Fiには実はセキュリティ上の問題があります。

    最悪の場合、盗聴されてしまったり、アカウントの情報を盗まれたりしてあなたになりすましをして犯罪行為を行うこともあるかもしれません。

    また、仕事の内容や機密情報が流出してしまうことも考えられます。

    しかし、そういった情報もVPNを使うことで暗号化されるので、安全にFree Wi-Fiを使うことができます

    ただし、繰り返しにはなりますが、無料のVPNにも情報漏えいのリスクが有るため、必ず信頼できるVPNサービスを利用しましょう。

    まとめ

    いかがでしたか?

    VPNを選ぶために一番大切なのは、自分が利用する時のシーンに合うものや希望する条件と合致するものを選ぶことです!

    どんなVPNが一番ピッタリ合うか、人によって異なりますので、唯一の正解はありません。

    今回7つの利用シーンを想定しましたが、もっと他の多くの利用する場面があるかもしれません。
    自分の希望する条件を改めて整理したり、どんな場面で使うかを想像したりすることで、より自分にあったVPNサービスを選ぶことが可能になります。

    ぜひ自分の希望を整理しながら、あなたにピッタリとあったVPNサービスを選んでください。


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