你好!こんにちは!
今日は中国でのインターネットライフを過ごすためにほぼ生活インフラになっているVPNについてご説明していきます。
VPNという言葉を聞いたことありますか?
中国ではネット規制が厳しく、日本で普通に使えるインターネットサービスも中国からは利用できないのが一般的です。
しかし、そんなネット規制の中でもそういったサービスが利用するために欠かせない必須なものがあります。
それがVPNなんです!!
VPNって何?
と思う方も安心してください!
この記事を読んでいただければVPNの簡単な説明や、中国在住の方やこれから中国へ行くという方にとってVPNが必須な理由、どんなVPNサービスがオススメなのか、ということまで分かるように簡単に説明してきます。
中国でネットを使うのにVPNが必須なたった一つの理由…それは
からなんです!
本当に多くのサービスが利用できませんし、そもそもアクセスもできません!!
なんでこんなことになっているのか、説明していきますね。
中国では『金盾』や『グレート・ファイアウォール』と呼ばれるネット検閲システムがあります。
中国政府としてはその存在は公には認めてはいませんが、実際に中国にはインターネットの検閲がされており、特定のキーワードに関する情報にアクセスできなかったり、中国以外の多くのサービスを閲覧・利用できないようになっています。
この検閲システムは、独自の法体系と自治権を持つ、香港とマカオの2つの特別行政区には適用されず、通信の自由が保障され、自由にインターネットを利用できる状態にありました。
しかし、香港でもネット規制が強化されることが発表されており、いつまでこの状態が続くかが不透明な状況です。
中国に住む日本人などの駐在員も例外ではなく、日本で当たり前に使っていたサービスが突然利用できなくなるなど、多くの方がネット規制で困っているのが現実です。
では実際にどんなサービスが利用できなくなるのでしょうか。
実はGoogleのサービスはほとんどが利用できません。
Gmailはもちろん、Googleの提供するサービスの多くが使うことができません。
例えばAndroidもGoogleが提供するサービスですので、Androidのアプリストアにアクセスすることが不可能になってしまいます。
新しいアプリをダウンロードしたり、アプリを更新することができなくなってしまいますので注意が必要です。
LINEも見ることができなくなります。
メッセージが届くと通知は出るようですが、実際に中身を開いて見ることはできません。
Twitterも見ることができません。
YouTubeもGoogleの提供するサービスですので、見ることができません。
SNSは中国国内のサービスを除き利用することができません。
Facebookや、Facebookが提供するInstagramも利用することができません。
検索サイトの多くが規制されているため、Yahoo検索も利用する事ができません。
Netflixなどの映像ストリーミングサービスも利用することができません。
アマゾンのサービスも利用することが出来ません。
逆に中国からでも利用が可能なサービスもあります。
動画サービスTikTokは中国発のサービスですので、利用することが可能です。
Cメールやショートメールと言われるSMSは利用が可能です。
ただしSMSは電話回線を使って送受信されるものなので、中国の通信会社にローミングしておく必要があります。
Yahooの検索はできませんが、TOP ページにはアクセスが可能です。
独自ドメインのサイトなどは閲覧が可能なケースが多くなっています。(ただし、特定のキーワードを検閲されて遮断されてしまうと見ることができません)
検索ができませんので、事前にお気に入りなどに登録しておくと良いでしょう。
上記のように、多くのサービスが利用できなくなってしまい、一部のわずかなサービスしか利用できない!という状況なのが現在の中国のネット規制です。
しかし、それを回避できるのがVPNです。
VPNはVirtual Private Network(ヴァーチャルプライベートネットワーク)の略です。
簡単に説明すると、普段使っている中国のネットワークと、他の国のネットワークとを直接つなぐことができるという方法です。
ネットワーク上に別の国へトンネルをつくるようなものだといえばわかりやすいかもしれません。
本来はネットのセキュリティの安全性を高めたり、会社のネットワークへ外部から安全にアクセスできるようにするためなどに利用されることの多い技術ですが、
これを利用することで、中国に居ながら、日本や別の地域から利用しているようにインターネットを使うことができるのです!
つまり、VPNを利用することで中国のネット規制を受けずに、サービスを楽しめるようになるんですね!
VPNサービスには無料のサービスと有料のサービスがあります。
そう聞くと「無料のVPNで十分なんじゃないのかな?」
そんな風に思われるかもしれません。
実は全くそんなこと無いんです…!!
中国のネット規制は一部のVPNにも規制をかけるようになったため、無料のVPNでは利用できない状況が続いているからなんです!
2017年6月にサイバーセキュリティー法という法律が施行されることになり、多くのVPNサービスが利用できないようになる旨のコメントが出されました。
それまでは利用できていた無料のVPNサービスが2017年の秋頃から突然利用ができなくなりました。
それは現在も継続しています。
さらに、2018年の春頃から有料VPNサービスでも利用できないものもチラホラ出てくるようになりました。
また、ここ数年は香港でのデモやコロナウイルスの影響で更に強い規制がかかってしまっている状態です。
これまでつながっていた有料VPNサービスでも一時的に繋がらない、復旧しないことや、時期的に規制が厳しくなり、繋がりにくいといったことが起こるようになっています。
VPNなど、インターネットの規制は時期に応じて厳しくなったり落ち着いたり、ということを繰り返します。
毎年特に繋がりにくいと言われるのは
の時期です。
その他に政治的な動きや、コロナウイルスなどの状況に応じて規制が厳しくなります。
また、アクセスする地域によって繋がる地域と繋がらない地域があるなど、接続状況はまばらな状態です。
つまり、有料のVPNサービスでも1年を通じて繋がったり、繋がりにくかったりしているということです。
そのため、VPNサービスを利用する多くの方がバックアップとして複数のVPNサービスを契約しているのが現状です。
そのような接続が不安定な現状が続いているため、どこのVPNサービスを使うのが必ず安全、ということは言えなくなっているのが現状です。
中国でVPNサービスを利用する時に重要なのが「接続の安定性が高いかどうか」です。
中国では必ず繋がるサービスはありません。
むしろ、重要なのは繋がらなくなってから復旧までの時間が短いかどうかです。
規制が強化されるたびに何週間も接続出来ない…というようなことが続けば嫌になってしまいますよね。
なるべく即日で利用できるようになったり、接続方式やサーバーを変えることですぐ繋がるようになったりするのが理想です。
この復旧の早さが分かるのは規制が強化された時です。
使えなくなった時は無料お試しなどを利用して色々な業者を試してみましょう。
中国からでも自由にインターネットができるように、SNSへアクセスできるように、ぜひあなたにピッタリなVPNサービスを見つけてくださいね!